宮古島初の合同追悼式 800人が参加


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
正午に合わせ黙とうする来場者ら=23日、宮古島市のマティダ市民劇場

 【宮古島】「宮古島市全戦没者追悼式及び平和祈念式」(宮古島市、市教育委員会主催)が23日、マティダ市民劇場で開かれた。中高生2人が平和作文を朗読し、下地敏彦市長による平和宣言などが行われた。

小中校生320人を含む約800人が参加した。
 市内の慰霊祭はこれまで旧5市町村ごとにある遺族会が、各地の慰霊碑でそれぞれ開催していた。だが遺族の高齢化や減少が進んでいたことから、ことしから市などが主催する「合同慰霊祭」形式で開いた。
 市戦没者遺族会の川満俊夫会長は「(戦没者が)家族に先立ったことは悔しい思いだっただろう。そのようなみ霊のことを私たちは片時も忘れることはない」と戦没者を追悼した。
 中高生を代表し大口海皇君(宮古高3年)と伊志嶺元隆君(北中3年)が平和を考える作文を朗読した。