自民党若手議員の勉強会で議員と作家の百田尚樹氏が、普天間飛行場の成り立ちについて事実誤認をし、沖縄2紙に圧力をかける発言をした問題に関連し、県内の自民党支持層からも疑問の声が上がっている。
支持者や地域関係者との会合の中で国場幸之助衆院議員は「最近の自民党本部は沖縄を軽視している」、宮崎政久衆院議員は「事実誤認の発言は疑問だ」などと苦言を受けたという。
国場氏は支持者らとの会合で苦言を受け「県選出の自民党国会議員が同僚議員に事実を伝えていく必要があった。努力不足だった。もし勉強会に参加していたら事実誤認を指摘していた」などと伝え、謝罪したという。
国場氏の支持者の中には同氏が発起人になった別の勉強会で問題発言が出たと誤解して苦言を呈す人もいたといい「問題発言があったのは私が関わる勉強会とは別のものだ」と説明したという。
宮崎氏は支持者や宜野湾市民との会合で「事実と異なる発言が出たことは疑問だ」などと苦言を受けた一方、宮崎氏が勉強会を主催した木原稔前青年局長に抗議したことについて「地域の声を代弁してくれた」との評価も受けたという。
宮崎氏は「市民は歴史と異なる発言に憤っている。地元への責任を果たす意味で抗議した」と述べた。
自民党県連にも「発言は事実が異なっている」「県連はこの問題をどう考えるのか」などと抗議の電話が複数あったという。