全九州高校総合体育大会は11日、九州各地で行われ、ソフトテニス女子団体で名護が頂点に立った。県勢女子の優勝は個人団体を通じて初めて。ソフトボールは男子の読谷と具志川が初戦を突破した。剣道個人戦では男子の長濱潤(興南)と女子の與世田有花(小禄)は8強を逃した。
◆ソフトテニス女子・名護 チーム一丸で快挙
ソフトテニス女子団体で名護のメンバーは「チームのために戦う」と気持ちを一つにし、県勢初の栄誉を勝ち取った。
決勝は明豊(大分)との対戦。第1試合の友利璃南・金城彩音ペアは2―4で落としたものの、最後まで元気よくプレーし仲間に士気をつなげた。第2試合の小牧万里波・宮平莉奈ペアは4―2で制し、勝負の行方は最後の川田楽々・仲本玲海ペアへ。雨での中断もあり集中力が試される展開だったが「ミスしても引かず自分たちから決める姿勢を取った」と仲本。2―2から2ゲームを連取して勝利を決めた。
全国総体で目指すはベスト8以上。小牧は「(目標は)遠くないと感じた。自分たちのプレーをやりきれば勝ち上がれる」と自信を胸に躍進を期した。