大城木工、激闘制す 胡屋スペシャル闘牛大会


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シーの一番戦で、新与那国爆弾を仕掛け技で押し込む大城木工(右)=12日、うるま市営石川多目的ドーム

 胡屋スペシャル闘牛大会(胡屋闘牛組合主催、琉球新報社共催)が12日午後、うるま市営石川多目的ドームで行われた。沖縄闘牛界で軽量級ナンバー2を決める対戦として注目を集めたシーの一番は、大城木工が新与那国爆弾を36分29秒にも及ぶ激闘の末に逆転勝ちし、初優勝した。

 序盤から、互いの戦力を確かめ合う駆け引きが続いた。試合が動いたのは12分を過ぎた辺り。新与那国爆弾が一瞬の隙を突き、腹取り攻撃を仕掛けた。しかし、大城木工はギブアップすることなく、再び体勢を整え、闘争心むき出しに挑んだ。体力と体力が激しくぶつかり合う一進一退の攻防が、25分近く続いた。
 最後は根性に定評がある大城木工が粘る新与那国爆弾を振り切った。大大城木工の勝利に、観衆から大喝采が起こった。大城木工は軽量級で偉業の10勝目に到達した。
 シーの三番は、大城☆花形の腹取り攻撃に対して、大進白狼は得意の割り技で応戦し、優劣付け難い緊張感ある闘いを展開。体力で勝る大城☆花形が腹取り攻撃を決め、2連勝を飾った。
 優勝=大城木工
 殊勲賞=当原戦士
 技能賞=寿破天荒
 敢闘賞=該当なし
 (左が勝ち牛)
大城木工(36分29秒)新与那国爆弾
古堅モータース白眉(07・53)一撃キング
大城☆花形(12・01)大進白狼
荒天真優葉(不戦勝)ミラクル大力
伊良皆圧送魁皇(23・38)虎蛇ハチャー
当原戦士(20・18)ジンベイ親分
稲妻(01・02)大福大海
寿破天荒(22・58)必殺仕事人農村
火羅阿(不戦勝)天翔黒虎
武装戦線白星(06・03)福田塗装トップガン