沖縄選抜が準V ポニーアジア太平洋選手権


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アジア太平洋地域選手権で準優勝した沖縄選抜の選手たち=17日、那覇空港

 中学硬式野球・ポニーリーグのアジア太平洋地域選手権大会が13日から16日まで福岡県田川市市民球場で行われ、日本代表として出場した沖縄選抜が準優勝した。

 大会には沖縄選抜のほか、韓国、インドネシア、台湾、香港、開催地の九州選抜が出場。沖縄選抜は予選リーグを1勝1敗で勝ち抜くと、決勝トーナメント準決勝で韓国に快勝。決勝は台湾に敗れた。
 選手らは17日、銀メダルを手に沖縄へ戻り、那覇空港で待ち受けた親や関係者から祝福を受けた。

◆国際経験糧に成長を誓う
 目標としていたアジア制覇にはあと一歩、届かなかったが選手たちの顔は晴れやかだった。主将の比嘉大輝(宜野湾ポニーズ)は「悔しさもあるが、日本代表としてアジアの強豪とやれたのはいい経験になった」と胸を張った。
 準決勝の韓国戦は先発の宮城大弥(同)が踏ん張り、三回まで0―0と緊迫した展開が続いた。四回に沖縄選抜がチャンスをつくり、無死満塁で打席には宮城。「自分で決めるつもりだった」と甘い真っすぐをたたき、中越えの3点適時打。宮城の投打にわたる活躍で決勝へ駒を進めた。
 台湾との決勝は失策が連鎖し、大差で負けた。比嘉は「台湾は勝ちへの意識が強かった。自分たちも取り入れていきたい」と貴重な国際経験を糧に、成長を誓った。