森の仲間 多彩に ハブ捕り名人・眞喜志さん写真展


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手作りのハブ捕り機を手に解説する眞喜志康弘さん=21日、名護市大浦

 【名護】名護市三原に住むハブ捕り名人の眞喜志康弘さん(58)が撮影したハブやその他の生き物の写真を展示した「ハブと森のなかまたち―山原のハブと希少生物の写真展」(わんさか大浦パーク=名護市大浦=主催)が、同パーク会議室で開かれている。

迫力あるハブの写真や珍しいやんばるの生き物の写真約130点を見ることができる。8月22日まで。
 眞喜志さんは約30年、国頭3村の森林に入り、ハブを捕っている。概算でハブ約2万匹、より小さなヒメハブ約6万匹を捕獲したという。一方で、森を探索する中で珍しい生物を見つけ、写真に収めた。
 写真展では、ほかの個体と色が異なるイボイモリの写真や、カラスヒーバーがイシカワガエルをのみ込もうとする瞬間の写真を見ることができる。眞喜志さんは「やんばるにはどんな生き物がいて、どう暮らしているか見に来てほしい」と語った。
 眞喜志さんは年間400~500匹のハブを捕まえる中で、2、3回かまれたことがある。本人が会場にいる期間中の土曜日は、かまれた時に実践している応急処置の方法を紹介する。
 会場では、眞喜志さんが漬けたハブ酒の試飲や傷などに効果があるハブの油の販売がある。入場料300円、高校生以下無料。午前10時から午後6時まで。問い合わせは(電話)0980(51)9446。
英文へ→Habu-hunter Makishi opens a photo exhibit