県勢3人世界大会出場へ 聴覚障がい者ボウリング


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世界第3回デフボウリング大会(聴覚障がい者ボウリング大会)に出場する左から、島袋恵さんと新垣匡史さん、仲西麻美さん=28日、南風原町のスポーツワールドサザンヒル

 8月にイタリアである聴覚障がい者の世界デフボウリング大会に沖縄から3人のボウラーが出場する。昨年9月に沖縄で開催された「全国ろうあ者体育大会」(全日本ろうあ連盟主催)で入賞した新垣匡史さん(39)=那覇市、仲西麻美さん(34)=沖縄市、島袋恵さん(51)=うるま市=が実績を認められ、日本代表に選出された。

県ボウリング連盟の下地良信理事は「沖縄から3人も世界大会に出場できるのは快挙だ」と上位入賞に期待を寄せる。新垣さんらは「メダルを狙う」と意気込んでいる。
 世界大会は8月16日~9月1日までイタリアのボローニャで開催される。29カ国の代表が世界一を競う。
 世界大会出場経験のある新垣さんは1ゲーム300点を獲得したことのある実力者。「技術指導してくれた県ボウリング連盟の人たちへの恩返しのためにも金メダルを目指したい」と話す。仲西さんと島袋さんは「夢だった日本代表に選ばれてうれしい」と話し「表彰台を目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。