FC琉球 逃げ切る サッカーJ3第23節


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 サッカー明治安田J3のFC琉球は29日、カターレ富山と富山県総合運動公園陸上競技場で第23節を戦い、1―0で勝利した。

 琉球は後半8分、コーナーキックからMF岩渕良太が頭で決めて先制。そのまま逃げ切った。9勝5分け8敗で勝ち点32、順位は6位のままだった。
 次戦はYS横浜と8月2日午後6時から、県総合運動公園陸上競技場で対戦する。

(2)富山(琉球1勝1分け)
琉球 9勝5分け8敗(32)
1―0(0―0,1―0)
富山 7勝6分け8敗(27)
▽得点者【琉】岩渕(2)
▽観衆 2955人

◆6位の座 死守/アウェーで無失点
 試合前、FC琉球は勝ち点29で6位、カターレ富山は27で7位。敗れれば順位が入れ替わる大事な試合を完封で逃げ切り、6位の座を守った。
 薩川了洋監督も「アウェーで勝ち点3を取れたのは大きい。選手たちに感謝したい」と満足げだった。
 前戦から中2日、真夏の強行日程だったが選手は疲れを見せず、選手たちは最後まで足を止めなかった。
 後半8分、コーナーキックのこぼれ球をMF岩渕良太が頭で押し込み、先制に成功した。
 その後、富山の反撃にあったものの、守備陣が無失点に抑え込んだ。GK今野太祐は「一対一の場面でセーブできたし、全員が最後の最後まで集中力を切らさずに無失点で勝てたことが良かった」と胸を張った。
 薩川監督は「DFラインとボランチの所でミスが多かったが、ミスの数も想定内。それでもゼロに抑えられたので褒めたい」と目を細めた。
 今季「リーグ5位以内」を目標に掲げる。5位ガイナーレ鳥取とは勝ち点差1のまま離されることなく、ぴったり後に付けている。
 薩川監督は「これから上位との対決も出てくるが、今のうちなら勝てる。一つ、二つでも上を目指してやっていきたい」と上位進出へ自信を見せた。