芸能部門、笑顔で演舞 弁論の部、屋良さん優良賞 高文祭


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 【滋賀で黒田華】全国高校総合文化祭3日目が30日、滋賀県各地で行われた。県勢は文芸、合唱、郷土芸能、書道、マーチングなどの各部門で発表や交流をした。29日の弁論部門の結果が発表され、ハンセン病元患者の知人との交流から差別をなくそうと訴えた屋良朝音さん(普天間高3年)が10位の優良賞に輝いた。

 甲賀市あいこうか市民ホールで行われた郷土芸能には南風原高と八重山農林高が出場した。八重山農林は「マミトーマ」や「稲摺り節」で、田植えから草取り、脱穀までの農作業を歌と踊りで再現した。生き生きと喜びの表情にあふれた舞台には客席から手拍子や指笛が飛んだ。舞台終了後は、観客も一緒になってにぎやかなカチャーシーをホール外で繰り広げた。
 八重山農林の与那嶺理奈部長は「『結いの心』を込めることを一番大切に考えて練習してきた。観客も一緒に楽しんでくれてうれしかった」と顔いっぱいの笑みを見せた。近畿八重山郷友会のメンバーらも多数応援に駆け付けた。

全国高校総合文化祭・郷土芸能部門で、農作業の様子を生き生きと演じる八重山農林高=30日午後5時20分、滋賀県の甲賀市あいこうか市民ホール
屋良 朝音さん