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津波(那覇西)幅跳び6位 近畿総体第4日

男子走り幅跳び決勝 3回目で7メートル35をマークする那覇西の津波響樹=31日、和歌山県紀三井寺公園陸上競技場(諸見里真利撮影)

 【近畿総体取材班】全国高校総合体育大会「君が創る近畿総体」第4日の31日は近畿2府4県を会場に各競技を行い、県勢は6競技に出場した。陸上男子走り幅跳びで世界ユース代表の津波響樹(那覇西)が7メートル35で6位に入り、陸上では今大会初の入賞者となった。

ボクシングはフライ級の大湾硫斗(美来工科)とライト級の玉城康平(沖縄水産)が準々決勝に勝ち進んだ。空手は個人形で男子の島袋佑哉(コザ)と女子の細田悠乃(開邦)が3回戦へ駒を進め、女子団体組手の浦添も1回戦を突破した。なぎなた団体試合の知念は準々決勝で釜石商工(岩手)に0―2で破れて4強入りはならず、個人戦の米須鈴花(沖縄尚学)は決勝トーナメント2回戦で惜敗した。バレーボール女子の西原は決勝トーナメント3回戦で文京学院大女子(東京)に0―2で破れベスト8入りを逃した。

◆土壇場で意地も悔しさ
 今季ランキング2位で臨んだ男子走り幅跳びの津波響樹(那覇西3年)は、6位で初めての全国総体を終えた。県勢最初の入賞者となり表彰台では笑顔を見せたが、「6位、悔しいですね。2位で来ているのに」と苦笑いに変わった。
 この日は2度の窮地を踏みとどまった。まずは3回の試技が与えられる予選。1回で通過ラインの7メートル20をクリアするつもりが6メートル87にとどまり、2回目はファウル。土壇場の3回目で通過ラインを1センチ上回り、決勝進出を決めた。決勝は3回目で9位から6位に順位を上げ、上位8人が進む4回目以降に滑り込んだ。
 しかし、そこから記録を伸ばせなかった。「(踏み切りを)合わせようとせず思い切りいく」と意識した助走の感触は良かったという。3度のファウルは紙一重の結果。これまで経験のない計9度の跳躍で疲労も影響したのかもしれない。
 優勝と準優勝の2選手が最終試技で“逆転合戦”を繰り広げ、会場がどよめく光景に「何で自分があそこにいないのかと思った」と言う。秋には国体や日本ジュニア・ユース選手権で再び強敵たちと争う。「初めての全国総体で表彰台に上れたのは大きな一歩。悔しさは次にぶつけたい」。けがで棒に振った2年間を思えば、今季は世界ユースに出場するなど目覚ましい飛躍を遂げた。可能性を秘めたジャンパーにとって、このほろ苦さもまた糧になる。(大城周子)