創設100年の節目を迎えた第97回全国高校野球選手権大会は6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、地方大会を勝ち抜いた49代表校が参加して開会式が行われた。
1915年の第1回大会に出場した10校の現役部員が復刻ユニホームを着て入場行進。大阪大会で敗れた前回覇者の大阪桐蔭に続き、北から南の順に選手が行進した。
5年ぶり10度目の出場となる沖縄県代表の興南は午前9時15分ごろ、一番最後に登場。会場に鳴り響く指笛をバックに堂々と行進した。
初代王者、京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)の梅谷成悟主将が選手宣誓をした。
第1試合の始球式には、57年の春の選抜大会で早実(東京)を優勝に導いたプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(75)が登場。開会式後には鹿児島実と全国最多36度目の出場となる北海(南北海道)が対戦し、熱戦の火ぶたが切られる。
興南は第6日の11日、第3試合(午後1時開始予定)の2回戦で、島根代表の石見智翠館と初戦を戦う。大会は休養日を含めて15日間で、順調に進めば20日に決勝が行われる。
【琉球新報電子版】