第97回全国高校野球選手権大会が6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、1957年の春の選抜大会で早実(東京)を初優勝に導いた王貞治さん(75)=ソフトバンク球団会長=が、開幕試合の鹿児島実―北海(南北海道)の始球式を務めた。
日本高野連によると、プロ野球経験者が春を含めた甲子園大会で始球式をするのは初めて。創設100年の節目を迎えた全国選手権大会でプロとアマが新たな一歩を踏み出した。
プロ野球の巨人で史上最多の通算868本塁打をマークし、国民栄誉賞第1号にもなった王球団会長。投球がノーバウンドで捕手のミットに収まると、見事な投球にスタンドが沸いた。
(共同通信)