沖縄で初開催へ 陸上・九州選手権大会


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九州選手権大会の成功へ意気込む沖縄陸上競技協会の國場馨会長(左から2人目)ら=15日、県総合運動公園陸上競技場

 来年の日本選手権予選を兼ねた陸上の第70回九州選手権大会が21日から3日間、県総合運動公園陸上競技場で行われる。沖縄陸上競技協会の誘致に応えての開催で、沖縄が会場となるのは初めて。

15日、同協会の國場馨会長や強化スタッフが同競技場で会見し、見どころなどを紹介した。
 同選手権は毎年開催されているが、経費がかさむなど地理的な理由から、沖縄は九州陸上競技協会加盟で唯一の未開催県だった。沖縄側は美ら島総体開催など実績を積み、2012年から誘致を進めてきた。
 今回は一般男女43種目、ジュニア男女14種目を実施。1410人がエントリーし、県勢は男子178人、女子96人が出場予定。2003年世界選手権200メートル銅メダリストの末続慎吾(熊本陸協)や与那国塁(那覇西高―中京大)が出場する男子100メートルや、2連覇に挑む女子やり投げの當間汐織(久米島高―九州共立大)に注目が集まる。
 国内トップ選手も集う大会へ國場会長は「こうした戦いをじかに見ることで小中学生の強化にもつながる」と多くの来場を呼び掛けた。観戦は無料。