白紙撤回された新国立競技場のデザインを実現すると総工費は3462億円になると、2013年に設計会社が試算していたことが19日、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が作成した資料で判明した。文部科学省はこれまで設計会社の試算を「3千億円超」としており、500億円近い差額に関して十分な説明が求められそうだ。
JSCが、新国立競技場の建設問題に関する文科省の第三者委員会が開いた第2回会合で資料を示した。
デザインを国際公募した際、競技場の総工費の想定は1300億円だった。JSCは建物の面積や高さを見直して、最終計画では2520億円となった。
(共同通信)