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城間杯高校卓球 男子・伊志嶺、女子・仲宗根が優勝

 卓球の2015年度高校選手権大会(城間杯)最終日は30日、県総合運動公園体育館で行われた。シングルスの男子は伊志嶺鷹啓(コザ)が、女子は仲宗根深月(同)が優勝した。

団体戦は男子がコザA、女子はコザが制した。伊志嶺と仲宗根はシングルス、ダブルス、団体の三冠を達成した。

◆持ち味の守備徹底/伊志嶺
 伊志嶺鷹啓(コザ)は粘り強く拾い続けた。「守備には自信がある」と言うように、決勝では仲座創(同)の力強い攻撃を何度もはね返した。フルセットまでもつれ込む大接戦で、「どっちに転んでもおかしくなかった」。最終の第5セットはわずか2点差で制し、「心の中では楽しもうと思っていたけど、怖かったです」と汗を拭った。
 仲座とはダブルスのペアを組んでおり、「攻撃がすごく上手な選手」と実力を認めている。試合の序盤から強打を受け止め、相手が苦手な方向に返すことで優位に立った。第1セットと第4セットでは攻め急いだことがミスにつながり、「我慢しよう。守って負けたのなら仕方ない」と持ち味の守備を徹底した。
 昨年の高校新人大会シングルス決勝ではフルセットの末に仲座に敗れていた。高校生のみで争われる大会は今回が最後になるため、「仲座に勝ちたい」と気合を入れて試合に臨んだ。「(仲座に)集中力があった」と相手の強さを感じたが、自らも最後まで気持ちを切らさなかった。
 今後は一般の大会に出場する予定で、大学でも卓球を続けるつもりだ。「まだまだ力は完全じゃない」と今後も成長をやめるつもりはない。(平安太一)

◆「諦めない」と一歩も引かず/仲宗根
 仲宗根深月(コザ)は何度も不安な気持ちになった。決勝の相手はダブルスでペアを組む盛岡夏美(同)。公式戦は未勝利で、「相手のペースになったらどうしよう」と考えていた。頭をよぎるマイナスイメージを振り払うために、「ここまで来たらやるしかない」と自らを鼓舞した。
 多彩なサーブで攻めた第1セットと、相手のミスを誘った第2セットを連取した。第3セットの序盤もリードしたが、落ち着きを取り戻した盛岡に流れを持って行かれた。第4セットも落として迎えた最終セットは、「最後まで諦めない」と心に決めた。リードを許しても「怖いのは相手も同じ」と一歩も引かずに立ち向かった。
 勝利の瞬間は「安心した」と涙がこぼれた。一方で栄冠を手にしても「実感はない」と言い、「ここからがスタートだ」と気持ちを引き締めた。


男子シングルス決勝 ポイントを奪って雄たけびを上げるコザの伊志嶺鷹啓=30日、県総合運動公園体育館(平安太一撮影)

女子シングルス決勝 積極的に攻めるコザの仲宗根深月