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FC琉球 敗れる サッカーの天皇杯

 サッカーの天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)第5日は9日、茨城県立カシマスタジアムなどで2回戦6試合が行われ、県代表でJ3のFC琉球はJ1鹿島アントラーズと対戦し、1―3で敗れた。

琉球は2点先行された前半38分、FW田中恵太が得たPKを自ら決めて1点を返したが、後半に追加点を許した。J3の藤枝(静岡)と町田(東京)がJ1クラブを破って3回戦へ進んだ。藤枝は大石、枝本の各2ゴールで清水に4―2と逆転勝ちし、町田は後半終了間際の得点で名古屋に1―0で勝った。J1勢の神戸は長野に5―0で快勝し、新潟が秋田を4―0で退けた。J2の熊本は鳥取を下した。

▽2回戦
鹿島(J1)
3―1(2―1,1―0)
琉球(沖縄)
▽得点者【鹿】豊川、山本、杉本【琉】田中恵(PK)

◆いい経験になった
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 選手には「試合に来ている以上、もちろん勝ちにいこう、ただ簡単に勝てる相手ではない」と伝えていた。
 鹿島の選手は技術が高いだけでなく、体がぶれないしプレーが丁寧。いい経験になった。

◆“大物”相手 一歩も引かず
 J3で5位のFC琉球は、J1第2ステージ首位を走る鹿島を相手に一歩も引かず戦った。
 ジャイアントキリング(大物食い)はならなかったが、薩川了洋監督は「しっかりとボールを持てていた時間もあった。(J1を相手に)何ができて何ができないか分かった試合だった」と手応えと反省を口にした。
 前半18分、直接FKを決められ先制を許すと、同31分にはこぼれ球を押し込まれ2失点目。しかし琉球はひるむことなく攻め続けた。
 ここ2試合で5得点と好調なFW田中恵太が魅せた。スルーパスに反応し、左サイドを切り裂くと相手GKのファウルを誘い、PKを獲得。自ら決めて1点差に詰め寄り、折り返した。
 後半に入っても琉球は反撃の手を緩めない。同15分以降、小幡純平、才藤龍治、松尾昇悟と攻撃的な選手を次々に投入。前線の活性化を図り、逆転を目指した。
 しかし同30分、田中恵が二つ目の警告で退場処分に。攻撃のキーマンがフィールドから姿を消すと琉球の反撃も失速。同36分にミドルシュートで3失点目を喫し、試合を決められた。
 薩川監督は「完敗だったが、この試合で選手が何かを感じ取ってくれたらいい。それをJ3に持ち帰りたい」と週末のリーグ戦を見据えた。