県、シュワブ内埋葬地調査向け調整 遺骨収集事業


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 【名護】米軍キャンプ・シュワブ内に戦後あった大浦崎収容所の埋葬地について、名護市は8月25日付で県に本年度中に調査するよう要請した。11日の市議会9月定例会一般質問で野原健伸市民福祉部長が答えた。県は調査に向けて遺骨情報収集センターと調整している。

 市によると、8月5日に市民団体が市に埋葬地の調査を要請したことを受けて、市は8月25日に遺骨収集事業を実施している県に対し、シュワブ内埋葬地の調査の実施を求めた。
 県は市に「すでに調査中の場所があるため本年度中は難しい」と伝えていたが、11日の本紙の取材に県は「調査実施の時期は未定」とした上で、調査に向けて遺骨情報収集センターと調整しているとした。