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IBF世界スーパーフライ級10位の翁長吾央(大橋ジム)が11月15日に、世界王座挑戦に向けた前哨戦を豊見城市民体育館で行う。対戦相手はOPBF東洋太平洋スーパーフライ級4位のジョナス・スルタン(フィリピン)で、戦績は9勝(5KO)2敗。
この一戦を皮切りに世界戦に向けてステップアップすることを目指す。
14日に豊見城市の平仲ボクシングスクールジムで記者会見した翁長は「精神、肉体、技術を向上させて世界チャンピオンになる」と決意を述べた。
翁長のプロでの戦績は25勝(18KO)2敗2分け。2012年3月に日本王座戦で敗れて「一度は試合をするのも怖くなった」という。それでも沖縄ワールドリングジムの中真茂会長らと共にトレーニングを重ね「自信を取り戻してリングに上れている」と引き締まった表情で語る。同年11月の復帰戦から8戦全勝(7KO)と調子も上向いている。現在は35歳で「負けたら終わりという意気込みだ」と拳を握る。
試合を主催する平仲ジムの平仲信明会長は「沖縄から世界を実力で勝ち取るためにサポートしていく。県民を挙げて翁長吾央を世界チャンピオンに導いてほしい」と話した。翁長の沖尚高時代の恩師である金城眞吉氏は「沖縄を、日本を代表する選手として世界を取ってほしい」と願いを込めた。
11月の試合の後は、来年3月に東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチを闘い、来年10月に世界王座へ挑戦する予定だ。
翁長は「世界チャンピオンを諦めたくない」と強調し、勝利をつかみ取ることを誓った。