安保法案差し止め求め提訴 三重県松阪市長


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 三重県松阪市の山中光茂市長(39)が16日、安保関連法案は違憲だとして、参院での議決や、法案成立後に公布するための閣議決定の差し止めを求め、東京地裁に仮処分を申し立てるとともに訴訟を起こした。

 訴状では、安保関連法案について「集団的自衛権行使をめぐり、70年積み重ねた政府解釈を一内閣の判断で覆す暴挙だ」と主張。歯止めのない集団的自衛権の行使につながりかねず、憲法9条に反すると強調した。
 山中市長は自ら設立した集団的自衛権の行使に反対する市民団体「ピースウイング」を通じて集団提訴の準備を進めてきた。今回の訴訟の原告は市長1人。
(共同通信)