岸田外相、モスクワに出発 北方領土交渉の再開要請へ


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 岸田文雄外相は20日午前、ロシアのラブロフ外相と会談するため、モスクワへ向け、成田空港を出発した。プーチン大統領の年内来日に関して調整し、北方領土交渉を早期に再開するよう要請する方針。要人による北方領土訪問など強硬な姿勢を見せるロシアから歩み寄りを引き出せるかが焦点となる。

 岸田氏は、成田空港で記者団に「北方領土問題で厳しいやりとりが予想されるが、平和条約交渉が中断している状況を打開する糸口をつかみたい。大統領来日に向けた次のステップにつなげたい」と強調した。
 外相会談は21日の予定。
(共同通信)