翁長雄志知事は20日午後8時すぎ(日本時間21日午前3時すぎ)、国連欧州本部があるスイス・ジュネーブに到着した。21日にも行う国連での演説に向け、知事はジュネーブ国際空港で記者団に「これまで話してきたことをしっかり伝えたい」と抱負を語った。演説で翁長知事は沖縄の過重な基地負担などを挙げながら、名護市辺野古の新基地問題に触れ、沖縄の自己決定権や県民の人権が侵害されている状態について考えを述べる。
翁長知事は現地時間21日午前11時からは島ぐるみ会議や国連NGOの市民外交センター、反差別国際運動(IMADAR)などが主催するシンポジウムで講演する。続いて早ければ同日午後1~3時の間に国連人権理事会で演説する。
シンポジウムは市民外交センターの上村英明代表、沖縄・生物多様性ネットワークの吉川秀樹共同代表、琉球新報社の潮平芳和編集局長らも登壇する。【琉球新報電子版】