空自F15、騒音対策の拡大を 那覇市長、国に要請


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】城間幹子那覇市長は16日、国土交通省と防衛省に対し、航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機部隊増強を受けた対象区域拡大に伴う住宅騒音防止対策事業の補助内容について見直しを求める要請をした。

 防衛省が空自那覇基地に配備しているF15はこれまで1個飛行隊だったが、本年度中に2個飛行隊に増強する。そのため市は騒音被害が増加するとして要請書で(1)住宅防音工事の対象区域拡大に向け、国交省の騒音防止工事の補助を補助限度額が高い防衛省と同等に引き上げる(2)従来の対象区域が指定された1982年3月末以降に転入した住民にも騒音防止工事の補助を適用する―ことを求めた。
 城間市長によると、応対した国交省航空局の和田浩一航空ネットワーク部長は「防衛省と話し合い、しっかりと協議していきたい」などと問題解決に向けて前向きな返事をしたという。