【中国時報】デング熱、台東で確認 感染、台湾全土に拡大


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 台湾政府衛生福利部(厚労省)はこのほど、台東県でデング熱の発病を確認。福建省沿岸にある連江県を除き、台湾本土全県で発病が確認された。9月14日現在、確認された患者数は全国で9862人。台南、高雄両市を中心に感染は全土に広がっている。

 台東で発病したのは、夏休みで台南の実家に戻っていた女子大学院生。新学期の準備のため台東の大学に戻ったところ発熱し、病院で感染が確認された。院生は8月末にも台南で発熱しており、感染場所は台南だと見られている。
 現在発病が確認されている患者は、台南市が8666人、高雄市が1030人と2市に集中。12日現在、患者数第3位の屏東県では33人、第4位の桃園県では19人と、他の地域では1桁から2桁程度の発病者数にとどまっている。