駆け付け警護5月にも追加で調整 安保法初適用の可能性


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 政府は、安全保障関連法成立を受け、南スーダンで実施している国連平和維持活動(PKO)の任務に、早ければ来年5月から「駆け付け警護」を追加する方向で調整に入った。安保法で拡大する任務の初適用となる可能性がある。武器使用できる状況や手順を厳密に定めた新たな部隊行動基準(ROE)を、年内をめどに作成。これに沿い訓練を重ねた上で、駆け付け警護を加えた新たなPKO実施計画を閣議決定する方針だ。政府関係者が22日明らかにした。

 当初は今年11月ごろ派遣する部隊からの適用を検討していた。だが新ROEの作成に時間がかかるほか、十分な訓練と情勢把握が必要との判断に傾いた。
(共同通信)