EUが難民分担、対応力が課題 当面は最大約10万人


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理事会の議長を務めたルクセンブルクのアッセルボルン外務・移民相22日、ブリュッセル(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は22日、臨時内相理事会が決定した難民12万人の受け入れを各国で分担する措置の詳細を発表、今後1年で受け入れるのは最大6万6千人であることが明らかになった。14日の理事会で決めた4万人と合わせ、当初の分担は最大10万6千人。残る5万人以上への対応は1年後以降となり、多数流入する難民に十分対応できるかが課題となる。

 理事会の議長を務めたルクセンブルクのアッセルボルン外務・移民相は記者会見で分担の仕組みは「速やかに実行に移される」と強調した。EUは来月初めにも分担手続きを開始したい考えだ。
(共同通信)