下村文科相、首相に辞意 内閣改造で引責退任へ


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 下村博文文部科学相は25日の記者会見で、2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場の総工費が膨張し、旧整備計画が白紙撤回に追い込まれた問題に関し「多くの国民に心配と迷惑を掛けた」として、24日に安倍晋三首相に大臣の辞任を申し入れたことを明らかにした。首相は10月上旬の内閣改造での交代を検討しており、事実上の引責退任となる。

 首相は辞任の申し出に対し「重く受け止めたい。内閣改造まではしっかり務めてほしい」と指示した。
 下村氏は、今年4~9月の大臣給与と賞与約90万円の返納も表明。
(共同通信)