ロシア上院、シリア空爆を承認 欧米に圧力


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【モスクワ共同】ロシア上院は30日、プーチン大統領がシリアのアサド政権支援のためロシア軍の実戦部隊を派遣することを承認した。イワノフ大統領府長官は、軍事行動は過激派組織「イスラム国」への空爆に限定し、地上軍は派遣しないと言明した。

 米国はアサド政権打倒の姿勢を崩しておらず、プーチン政権はアサド政権への本格的な軍事支援により、米国との対決姿勢を一層鮮明にした。
 実戦部隊の海外派遣は憲法の規定で、上院の承認を必要とする。実際に派遣するかどうかは大統領の判断に委ねられる。
(共同通信)