インド政府は2日までに、2030年までに国内総生産(GDP)当たりの温室効果ガス排出量を05年比で33~35%削減するとの新たな地球温暖化対策の目標を国連気候変動枠組み条約事務局(ドイツ・ボン)に提出した。
温暖化対策に慎重な姿勢を示してきたインドが目標を提出したことで、米中や日本を含む主要排出国の目標が出そろった。12月の同条約第21回締約国会議(COP21)で新しい温暖化対策の国際枠組みに合意できる可能性が高まった。
目標達成に向けインドは、30年までに発電所の設備容量の40%を化石燃料による火力発電以外の方法にする。
(共同通信)