島尻氏が沖縄北方担当相 辺野古推進を強調


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入閣の電話を受け、緊張した面持ちで受話器を持つ島尻安伊子さん=7日午後1時48分、参院議員会館

 【東京】第3次安倍晋三改造内閣で、自民党県連会長で県選出の島尻安伊子参院議員(50)が沖縄北方担当相として初入閣した。

県選出・出身の大臣は4人目。女性は初。沖縄および北方、科学技術、宇宙、海洋・領土問題、情報通信技術(IT)、クールジャパン戦略を担当する。
  7日夜の就任会見で島尻氏は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「普天間飛行場の危険性除去が極めて重要な課題という認識の下、日米合意に 従って一日も早い移転に向けて取り組むのが政府の方針だ」と述べ、政府の一員として辺野古移設に取り組む姿勢をあらためて示した。
 沖縄担当相として「沖縄の振興、米軍基地の返還跡地の跡地利用について沖縄県や関係市町村と連携してしっかりと取り組みたい」と抱負を述べた。
 安倍首相は会見で島尻氏の入閣を「沖縄の心に寄り添った沖縄振興策を積極果敢に進めてほしい」と述べた。
 島尻氏は10日に沖縄に戻り、翁長雄志知事と会談する方向で調整している。