第25回琉歌大賞(主催・同実行委員会、共催・恩納村、村商工会、琉球新報社)の最終審査が7日までに恩納村のコミュニティーセンターであった。
一般の部大賞に津波松夫さん(84)=南城市=の作品「礎名(いしじな)の親に/思ひ語らとて/平和願(ぐゎん)立てる/夏の摩文仁」が選ばれた。
児童生徒の部では宇江城大輝(たいき)君(同村立喜瀬武原小5年)の「親のきく畑/あざやかに咲いた/まんかいの花に/父の笑顔」が大賞に輝いた。
津波さんは「思いついた内容を平易な言葉で詠んだ。賞を励みに反戦平和の思いを詠み続けたい」と語った。父が働くキク畑の光景を表現した宇江城君は「とても驚いた」と喜んだ。
一般で135人(367首)、児童生徒で277人(411首)の応募があった。表彰式は11月15日に村ふれあい体験学習センターである。その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
【一般】
▽優秀賞 玉城倭(しず)子(那覇市)、当山弘子(恩納村)
▽奨励賞 古堅宗明(読谷村)、仲宗根政一(兵庫県)、大田登美子(浦添市)、宇根節子(読谷村)、城間とみ子、米須好子(以上那覇市)、伊芸峯子(恩納村)
【児童生徒】
優秀賞 まなみソフィア(山田小1年)、加藤もな(安富祖小4年)、仲村玲良(あきら)(志真志小6年)、与儀七海(喜瀬武原中1年)、大嶺瑳千(さゆ き)(同3年)、外間ひなの(同)、瀬良垣強輝(かつき)(恩納中3年)、岸本愛梨(山田中3年)、長浜実夢(みゆ)(同3年)