台湾の高雄市衛生局は1日、食品販売業者「大量農産公司」と関連業者11社へ立ち入り検査を行い、消費期限切れの冷凍食品734・3キロを押収した。中には数年前に期限が切れているものがあり、他県への流通状況など捜査を進めている。
見つかった期限切れの冷凍食品は、朝鮮人参を使った薬膳スープ、肉団子、野菜スープ、ホットドッグ、中華蒸しパンやベジタリアン用の食品など17品目。魚肉を使った練り物「魚餃」は2年9カ月前に消費期限が切れていた。
同社のビーフンからはことし8月、基準値を大幅に上回る1キロ当たり0・22グラムの二酸化硫黄が検出され、食品安全法違反で3万元(約11万円)が科料され、当局の監視下に置かれていた。二酸化硫黄は食品の漂白剤として使われている。