【アルゼンチン】移民100周年準備委、実行委に昇格


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 在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)は6月30日、ブエノスアイレス市の沖県連会館2階で移民100周年準備委員会を開き、準備会の「実行委員会」格上げを決めた。新たに副会長2人を選出。第1副会長に安次富寛善氏、第2副会長に屋宜宣順氏が決まった。コルドバやロサリオ在留者のために、コルドバ委員会とロサリオ委員会の設置も決まった。

 「準備委員会」として最後の会合となった委員会では、米須会長が100周年祭までの開催行事やイベントの審議結果を再確認し、今後の取り組み内容を審議した。その結果、ことしから100周年祭まで開催するすべての行事を「記念祭」の一環と位置付けることを確認した。
 また、ことし12月に開催する「沖縄祭り」は全空手流派の出演、全市町村人会の音頭、太鼓、琉球舞踊、エイサーなど検討されてきた数多くのイベントについても「準備委員会」から「実行委員会」に移行し、引き続き審議することになった。
 実行委員会の発足に伴い今後、本格的に100年祭について計画、記念事業などの立案、討議を行うことになった。
 移民100周年記念事業案として、これまで老人福祉会館建立、100周年移民記念碑の建立、うるま園改修工事、会館改修工事、100周年記念史などが上がっている。しかし、「先立つものが乏しい」など資金面での課題もあり、今のところ「案」の域を出ていない。
 (新垣善太郎通信員)