【ロサンゼルス】芸歴45周年で金城昭子公演


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 「芸の道」と銘打って金城昭子芸歴45周年記念公演が9月16日、オーシャンサイドのエルカミノ高校劇場で開催された。公演には多くの賛助出演者があり、琉球民謡協会会長の上原政雄・キク夫妻、息子の上原政信さん、孫の空ちゃん、石川ひろえさんらが多彩な演目を披露した。

特に、6歳の空ちゃんの太鼓さばきは観客の注目を集めていた。
 金城師範は沖縄本島南部の出身。1972年にハワイでジミー前田さんに師事、民謡の指導を仰ぎ、85年にオーシャンサイドで民謡研究所を開設した。以来多くの門下生を育て、自らも琉球古典音楽を沢岻安和さん、琉球舞踊を与那嶺恵子さん、箏(こと)を照屋勝子さんから習得して自己研さんに励んだ。
 「これまで病気と闘い、私情の問題、芸道への挫折感など苦しいこともあった。そのつど私を励まし勇気づけてくれたのは、わが故郷の歌だった」と金城さん。多くの観衆に感謝し、今後の活躍を約束した。
(当銘貞夫通信員)