【ブラジル】青年隊移民50周年祝う 母県から6人参加


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 在伯沖縄青年協会(宮平守雄会長)主催のブラジル沖縄青年隊移民50周年記念式典が9月30日、聖州ジアデーマ市にある沖縄文化センターで開かれた。同青年協会は1954年に故・瑞慶覧長仁沖縄青年連合会会長の提唱で、当時の琉球政府や各市町村、海外協会に呼び掛け、発足した。57年に第1次隊員が送り出され、今年で50年を迎えた。

 式典では、本派本願寺サントアンドレー分院住職、梶原義人導師の主導で先没者法要が行われた。歴代青年協会会長や協和婦人会などの功労者に表彰状も授与された。
 母県沖縄からは6人が慶祝団として来伯。神谷牛太郎聖市市会議員も途中参加し、飯星ワルテル連邦下院議員の祝電も届くなど、多数の人々が式典を祝福した。
 南マットグロッソ州カンポ・グランデ市から参加した平良玉茂さん(71)=国頭村=は「何10年ぶりに会う人もいて本当に懐かしい」と旧友との再会を楽しんでいた。
(上間優年通信員)