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30年、歌声に感謝込め 恩納、ナビーズコーラス公演


30年、歌声に感謝込め 恩納、ナビーズコーラス公演 30周年を迎えたナビーズコーラスの公演で披露された第3部の混声3部合唱のための四つの琉歌=8月26日、恩納村ゆうなホール
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 【恩納】恩納村文化協会ナビーズコーラス混声合唱団30周年記念コンサート「歌声に平和への願いと感謝をこめて」が8月26日、村ふれあい体験学習センターゆうなホールで開催された。
 第1部は村歌の指揮を山城雅人副村長が務め、本来の指揮者・長嶺由松さんから交代して浜辺の歌、日本の四季、早春と叙情歌の混声合唱が続いた。第2部は村出身の作曲家・渡久地政信さんの「踊り子」を男声ソロ、「東京アンナ」を女声ソロでそれぞれ歌った。
 第3部のメーンは恩納村の村花「ゆうな」と題した混声3部合唱のための四つの琉歌だ。司会の伊波留衣さんが四つの琉歌の頭に「つらね」を詠み、ピアノ・バイオリンをバックに混声3部合唱に続けた。
 琉歌は村観光協会が毎年テーマを出して創作琉歌を募集する「琉歌大賞」で優秀賞、琉歌大賞などに選ばれた3作品「嵐」「声」「海」と2018年度に「平和」をテーマにした御茶屋御殿文芸大会で「那覇市長賞」に輝いた作品。いずれも作詞・長嶺八重子さん、作曲・長嶺由松さん、混声3部合唱への編曲は赤嶺康さん。
 司会の紹介によると、93年にラジオ番組収録をきっかけに誕生したナビーズコーラスは30年の歴史があり、95年に長嶺さんを合唱指導、常任指揮者として迎えた。28年間指導してきた長嶺さんが引退することを発表すると、観客から感謝とエールを込めて大きな拍手が送られた。 (小山猛三郎通信員)
30周年を迎えたナビーズコーラスの公演で披露された第3部の混声3部合唱のための四つの琉歌=8月26日、恩納村ゆうなホール