【本部】もとぶ産シークヮーサー生産・消費拡大推進協議会は6日、本部町の農業生産法人もとぶウェルネスフーズ(長濱徳勝社長)で2023年産シークヮーサー果汁の初しぼり式を開いた。23年度の町内収穫量見込みは平年並みの703トンで、ウェルネスフーズは11月までの3カ月間に果実600トンの搾汁を目指している。
式典には町や観光協会など関係者約30人が出席した。長濱功取締役の合図で工場のラインが始動すると、かごに入ったシークヮーサーが次々と選別と洗浄にかけられた。
搾汁期間は9月から11月までで、生産量は1日10トン前後を想定している。生産された果汁はジュースやドレッシングなどに加工され、もとぶかりゆし市場や県内のスーパーなどで販売される。
長濱社長は「太陽と潮風を浴びたシークヮーサーは味もあって非常においしく、機能性が指摘されている成分も多く含まれている。健康のためにぜひ県民の皆さまにも召し上がってほしい」と呼びかけた。平良武康町長は「シークヮーサーは太陽と雨で作り上げた天の恵みで、県の宝物だ」とシークヮーサーを片手に熱弁した。 (武井悠)
搾汁に適さない果実を取り除く女性ら=6日、本部町の農業生産法人もとぶウェルネスフーズ
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シークヮーサー初しぼり 本部、ジュースなどに加工へ
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琉球新報朝刊
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