【大宜味】豊年祭の季節を前に、旧暦の七夕に当たる8月22日、大宜味村の大宜味区(山城宗也区長)と大兼久区(金城保宜区長)で豊年祭の衣装や小道具、幕を虫干しする「七夕」行事があった。
戦前まで両区は大宜味区として一つの区だったことから、豊年祭は合同で行われる。衣装や小道具は大兼久区公民館、幕は豊年祭が行われる大宜味区の「アサギマー」に保管されており、毎年旧暦七夕の日に両区で同時に倉庫から出して虫干しをする習わしとなっている。
大兼久公民館では女性らの手によって華やかな紅型衣装や扇子、花笠が所狭しと並べられ、アサギマーでは男性らが幕を張り、念入りに手入れをしていた。風に揺られた衣装や幕が来年の出番を待っているようだ。
両区長は「豊年祭の開催いかんに関わらず、受け継がれている大切な行事だ。区民の協力に感謝したい」と話した。
(安里郁江通信員)
衣装や小道具、幕を広げ丁寧にチェックする区民ら=8月22日、大宜味区アサギマー
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「七夕」に豊年祭衣装虫干し 大宜味 大宜味区と大兼久区
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琉球新報朝刊
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