prime

ウクライナ避難民の現状学ぶ 大道小 ポーランドの東さんと交流


ウクライナ避難民の現状学ぶ 大道小 ポーランドの東さんと交流 ポーランドでウクライナ避難民の支援活動を行う東優悟さんとオンラインで交流する児童ら=8日、那覇市の大道小
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 外国の社会状況を知ろうと、那覇市立大道小(吉村聡子校長)は8日、同校6年生の教室で異文化理解学習を行った。6年生約40人が参加し、ウクライナからの避難民をポーランドで支援している那覇市出身の東優悟さんとオンラインで交流し、平和の尊さや命の大切さを学んだ。

 東さんはポーランドに留学しており、同国南部の都市カトヴィツェでロシアとの紛争で国を追われたウクライナの人々を支える。7月に託児所を開設し、暮らしを応援している。

 児童は支援の内容や避難民の様子などについて、英語で質問した。東さんは、紛争が始まって1年以上たってもポーランドには避難民が多いと指摘。安心に過ごすためにも仕事が必要で、託児所が求められている状況を説明した。

 「いろんな支援のやり方があるが、子どもたちの笑顔を少しでも取り戻せたかなと思うと、託児所を開いてよかったと思う」と意義を強調。児童に対し「少しでもウクライナのことについて興味を持ってくれたらうれしい」と呼びかけた。

 学習した金城翔太郎さんは「今日の話を聞いて、募金活動などがあれば積極的に協力したい」と、支援の必要性を実感した様子。山城輝歩さんは「ウクライナの人たちのことを考えながら、海外のことを調べたりニュースも見たりしていきたい」と話した。

(小波津智也)