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困窮者へ食料支援を 糸満市社協が一人一品運動


困窮者へ食料支援を 糸満市社協が一人一品運動 集めている物資を持って協力を呼びかける小那覇良一さん(左から2人目)と市社協関係の職員ら=9月8日、糸満市社会福祉センター内
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 【糸満】糸満市社会福祉協議会は8日、「一人一品運動」「フードドライブ」への協力を呼びかけた=写真。相談支援、高齢者支援の中で、新型コロナによる減収や物価上昇の影響で明日食べるものにも困っているとの相談が例年に比べ多いという。
 「一人一品運動」は、支え合い食料事業として行政職員など個人を対象に相談支援係が声をかけた。フードドライブは市内社会福祉法人を対象に地域福祉係が声をかけ実施した。
 今回はお盆明けにお中元が余る家庭を想定し、8月末から9月中旬ごろまでと募集期間を設けたが、締め切り後も市内外、個人団体を問わず、随時受け付けている。
 集めている物資は両事業共通で、賞味期限が3カ月以上ある食品や外袋が未開封のもの、一般的に使える生活用品(トイレットペーパーや紙オムツなど)など。困窮、ひとり親、生活保護世帯に配布する。
 市社会福祉協議会事務局長次長の小那覇良一さん(46)は「本当に必要な方に届けていきたい」と思いを語った。
 問い合わせ先は、電話098(994)0563。 (川〓紋通信員)