【糸満】糸満市の児童心理治療施設「ノアーズ・ガーデン」で3日、女子バスケットボール日本代表や女子日本リーグ(Wリーグ)などで活躍した久手堅笑美さんを招いた講話とバスケ教室があった。久手堅さんは壁や困難にぶつかった時の乗り越え方について「周りに相談すれば必ず助けてくれる人がいる。仲間の力を借りて一緒に乗り越えよう」と語った。
久手堅さんは糸満市出身で、友人の誘いをきっかけに小学4年からバスケを始めた。大学卒業後はWリーグのトヨタ自動車アンテロープスなどに所属し、日本代表としても活躍。2017年に現役を引退し、県内で後進の指導を続けている。
久手堅さんは現役時代を振り返り「多くの方の支えで今の私がいる。サポートしてくれた人に感謝したい。今すぐには難しいかもしれないが、皆さんも周りへの感謝の気持ちを忘れないで」と呼びかけた。
ノアーズ・ガーデンは心理的ケアが必要な児童らが生活しながら、総合的な治療を受けられる県内初の施設として18年に開所した。施設長の玉城孝さんは「夢に向かって頑張っている人と接することが子どもたちの刺激となり、自己肯定感につながる」と語った。
(吉田健一)
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困難な時「仲間の力借りて」 糸満・児童心理治療施設 バスケ・久手堅さん講話
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琉球新報朝刊
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