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仲良し2人 初の絵画展/名護/上原さん、岸本さん 夢かなう


仲良し2人 初の絵画展/名護/上原さん、岸本さん 夢かなう 名護博物館ギャラリーで初めての個展を開催し、お互いの作品の前で記念撮影する(左から)岸本習太郎さんと上原康成さん(提供)
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 【名護】名護博物館ギャラリーで8月16~20日、上原康成さん(72)=市大西区出身=と岸本習太郎さん(42)=島根県出身=による初めての個展「ふたり絵画展 一生青春」が開催された。2人が描いた59点の作品が展示された。連日70人前後の来場者があり、好評を博した。
 親子ほどの年齢差がある2人は13年来の友人。「いつかは個展を開きたい」と語っていた上原さんの夢が、新しくなった名護博物館で、岸本さんとの共同開催という形で実現した。
 上原さんは、人物を4Bの鉛筆のみで表現した「具象画」や、油絵やアクリル画の「風景画」を描く。岸本さんは名護市市営市場横で陶芸を主にしたアトリエ兼ショップを営む傍ら、感性の赴くままに「抽象画」を描く。
 上原さんは、今後は水彩画にも挑戦したいと目標を語る。25歳から陶芸を始めた岸本さんは絵画歴は8年目という。自身の陶芸作品にも絵を描く。
 上原さん、岸本さんは共に、お互いを尊敬し合っている。「1人では大変だった。2人だからできた個展だった。機会があれば、またやりたい」と感想を話した。 
  (池辺賢児通信員)

名護博物館ギャラリーで初めての個展を開催し、お互いの作品の前で記念撮影する(左から)岸本習太郎さんと上原康成さん(提供)