平和へたすきつなぐ／南城市民らピースラン

　【南城】８月１０日の「南城市市民平和の日」の意義を広める目的で、第１０回平和の日ピースラン（主催・尚巴志倶楽部、さしき健走会）が同月１１日、市役所正面玄関を発着点にあった。１０～８０代の参加者２７人が、市役所周辺の１周１．１キロのコースを走り、平和への思いを新たにした。
　１周目は、参加者全員でコースを歩き、２周目から１人ずつコースを周回して、次の走者へたすきをつないだ。さしき健走会の芸能部が三線を演奏し、走者を励ました。約２時間かけ、最後の１周は、再度参加者全員で歩きゴールした＝写真。市役所正面玄関付近に沖縄戦の資料や写真パネルを掲示し、ピースラン後に沖縄戦体験者の勢理客徳助さん（８８）の講話もあった。　（上江洲仁美）