【那覇】那覇市立古蔵中学校のリーダー研修が8月18日、首里城公園内で行われた。50人余りが参加し、生徒6人と外国人1人でチームをつくり、公園内を巡って英語でさまざまな課題に挑んだ。生徒たちは、年齢や性別、国、言葉などを超えて、課題解決のために話し合い、行動することの大切さを学んだ。
リーダー研修は、生徒会や各種委員会の代表、推薦があった生徒らが対象。教員の負担軽減や研修の充実などを目的に、同校では初めて、国際交流事業などを提供する民間企業ハローワールドの企画を活用した。
研修に参加した喜屋武涼那さん=3年=は「英語は苦手だったが、外国人の人が話しかけてくれて、私の話をくみ取ってくれて楽しかった。英語をもっと意欲的に学びたいと思った」と話した。阿藤大武さん=同=も「英語での交流は難しいと思っていたが、みんなで楽しみながらできた。班で唯一の男子だったが、みんなで取り組むうちにさらに仲良くなった」と話した。
課題の中には「ファッションショーをする」という難題も。生徒たちは英語で服装を紹介して、ポーズを取った。與那嶺真実さん=同=は「初めはできるなかと思ったけど、外国人の人が盛り上げてくれて楽しくできた」と振り返った。
(岩崎みどり)
外国人を交えた事業を通して話し合うことの大切さなどを体験した古蔵中学校のリーダー研修=8月18日、那覇市の首里城公園内