【うるま】うるま市の島しょ地域の小中学生を対象に、画像生成AIの可能性と課題を学ぶワークショップ(主催・うるま市教育委員会)が11日、開催された。同市の平敷屋小学校からネット配信され、平安座島の彩橋小中学校やN中等部などの生徒らがネット上で参加した。
画像生成AIとは、入力したキーワードをもとに人工知能が自動的に画像を作成するもの。5校27人が参加した。運営を担った角川ドワンゴ学園スタッフの渡口翔平さんは「進歩は著しく便利な一方、使い方を間違えると人を傷つけてしまう恐れがある」と責任を持って使用する重要性を話した。
「うるま市のPRキャラクター『うるうらら』の友達を作ろう」とのテーマで、児童生徒らは画像を作成した。渡口さんはキーワード入力の際に(1)著作物を使わないこと(2)個人情報を入力しないこと―との注意点を説明した。児童生徒らは「ニンジン ゆるキャラ」や「牛 かわいい」など市の特産物などと絡めてキーワードを入力。言葉を工夫しながらキャラクターを作った。
牛やモズクをテーマにキャラクターを作った与勝第2中の2年生伊禮京奈さん(13)は「イメージと違う画像が出てくるなど、特徴や言葉の入力が難しかった」と話した。最後には作ったキャラクターの発表会も開き、サンゴやハイビスカスなど多彩なアイデアが発表された。
(金盛文香)