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伊是名の魅力感じ発信を 「島あっちい」ツアー 三線クラブと交流


伊是名の魅力感じ発信を 「島あっちい」ツアー 三線クラブと交流 伊是名区にある古民家イゼナビーチハウスで交流するモニターツアー参加者と伊是名三線クラブ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【伊是名】県の離島ブランディング事業「島あっちい」モニターツアーで県外から訪れたツアー参加者と、伊是名区の三線クラブのメンバーが7日、交流会で親交を深めた。
 「島あっちい」事業は「人と人とがつながる島旅」をテーマに、県外在住者を対象に、県内離島の歴史や文化、自然、離島の人との交流を楽しみ体験するモニターツアー事業。離島の自然や文化・歴史、そして島の人との触れ合いを通して、島の魅力を感じ発信してもらうことを狙いとしている。
 ツアーは1泊2日の日程で、大自然の織りなす絶景や琉球王朝ゆかりの歴史豊かな史跡など、伊是名島のハイライトスポットを巡った。
 集落内の古民家ではクバを使った民具作りに挑戦し、4回ある食事では地域食材や地元料理も楽しんだ。
 交流事業の目玉の一つである地元の人との交流はコロナ禍で実施ができなかったが、本年度再開となった。
 交流会では、昔ながらの雰囲気を残す伊是名集落内の古民家で、三線クラブの演奏と会話を楽しみ、イチャリバチョーデー(出会えばみんな兄弟)を体感していた。
 岐阜県から夫婦でツアーに参加した北川健司さんは「琉球王朝の歴史やいろんなストーリーを現場で伝えていただき、ますます沖縄に興味を持った。三線の島唄を聴く夜は、体験したことのない沖縄の夜だった。沖縄の食や体験の感動の2日間で地元ガイドさんと旅する良さも実感した」と話した。
 (比嘉陽子通信員)
伊是名区にある古民家イゼナビーチハウスで交流するモニターツアー参加者と伊是名三線クラブ