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日記欠かさず、玉城ノリ子さん 糸満 敬老の日 100歳訪問


日記欠かさず、玉城ノリ子さん 糸満 敬老の日 100歳訪問 書きつづった日記を前に當銘真栄糸満市長(右)から記念品を受け取る玉城ノリ子さん=糸満市潮平
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 【糸満】18日の敬老の日に、糸満市潮平の玉城ノリ子さん(99)の自宅へ當銘真栄糸満市長が訪問し100歳の長寿を祝った。當銘市長から総理大臣と県知事からのお祝いの伝達、そして糸満市から記念品の贈呈が行われた。糸満市で本年度100歳を迎えた方は16人。
 玉城さんは1923年11月17日に3人きょうだいの長女として生まれた。結婚を機に、夫の実家で戦前からの銭湯と精米所をかけ持ちで経営しながら8人の子どもを育てあげた。
 現在は週5日のデイサービスに通い、体操、書道、染め物、手工芸などを楽しんでいる。時々電話帳を取り出し娘や息子に電話をかけて声を聞くのを楽しみにしている。現在7人の子、18人の孫、18人のひ孫がいる。
 長寿の秘訣(ひけつ)を問われ「何でも食べること。好き嫌いはない」と答えた。平日の朝、デイサービスに送り出す長女は「朝起きたら『今日も一日頑張ります』と朝日に向かって手を合わせ、夜寝るときは『今日も一日ありがとうございます』と感謝の気持ちを日記に書いていること、そして、負けず嫌いな性格かな」と長寿の理由を分析した。日記は若い頃からの習慣で今でも書き続けているという。 (喜屋武幸弘通信員)
書きつづった日記を前に當銘真栄糸満市長(右)から記念品を受け取る玉城ノリ子さん=糸満市潮平