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仲吉、屋冨祖さん「親切」表彰 与那原小4年 「ポイ捨てNO」呼び掛け


仲吉、屋冨祖さん「親切」表彰 与那原小4年 「ポイ捨てNO」呼び掛け 「小さな親切」実行章の贈呈を受ける屋冨祖れいみさん(前列左から2人目)と仲吉紗耶さん(同3人目)ら=8月25日、与原区公民館前広場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【与那原】公園でごみ拾いをしていると、たばこの吸い殻が多いのにびっくり。与那原小学校4年生2人がこのほど、「たばこのポイ捨てはNO!」のポスターを自主的に制作した。行動は「小さな親切」をした人々を表彰している全国組織の「小さな親切」運動本部にたたえられ、同本部から実行章が贈呈された。
 与那原町与原区出身の仲吉紗耶さんと屋冨祖れいみさんは、2人で町をきれいにしようと近くの公園でごみ拾いをしていた。気づいたのはたばこのポイ捨てが多いこと。早速、ポイ捨て防止を呼びかけるため、「たばこのポイ捨てはNO!地球にやさしく!」と書いたポスターを仕上げた。
 ポスターを目にした知念勇吉区長は、A3より大き目の用紙にラミネートして区内5カ所の掲示板に張った。さらに2人が通う与那原小学校の平良淳校長にも報告した。
 掲示板でポスターを見た区民から「大変素晴らしい」と称賛の声が寄せられた。区長などを通して出来事を知った「小さな親切」運動本部会員の仲村正樹さんが2人を本部に推薦し、実行章が贈られることになった。贈呈式は8月25日、与原区公民館で行われた。
 仲村さんによると与那原町内での「小さな親切」実行章の贈呈は初めて。「たばこのポイ捨ての多さに気づいて防止しようとポスターまで制作し、区民に知らせる行為は実に素晴らしい」と感激した。
 (知花幸栄通信員)

「小さな親切」実行章の贈呈を受ける屋冨祖れいみさん(前列左から2人目)と仲吉紗耶さん(同3人目)ら=8月25日、与原区公民館前広場