有料

豊年踊り 山間に響く 大宜味・饒波区、4年ぶり


豊年踊り 山間に響く 大宜味・饒波区、4年ぶり 白いハンカチを手に「エンサー」を踊る女性ら=2日、大宜味村饒波区
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【大宜味】大宜味村饒波区(山城初子区長)で2日、豊年踊りがにぎやかに行われ、4年ぶりの祭りに那覇近郊在住の郷友会や区民らが訪れ、琉球舞踊を楽しんだ。
 お宮での奉納舞踊、道ズネー、女性だけで踊る「エンサー」から豊年踊りの舞台まで続き、郷友会や区民らが一体となって祭りを盛り上げた。
 同区のエンサーは右手右足、左手左足が同時に上がる独特の踊り。白いハンカチを手に輪になって踊る女性らに大きな拍手が送られた。
 豊年舞踊は、明治時代に金武良章氏の手ほどきを受けた貴重な踊りを守り、舞台の最後を飾る「鶴亀」は男性4人で踊る形が受け継がれている。区の発展に貢献した、郷友会の金城寛さん(故人)が作詞作曲した「ヌーハ川」の歌も披露された。
 (安里郁江通信員)

白いハンカチを手に「エンサー」を踊る女性ら=2日、大宜味村饒波区