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重量挙げ 全国2連覇祝う 本部高・比嘉成さん さらなる飛躍誓う


重量挙げ 全国2連覇祝う 本部高・比嘉成さん さらなる飛躍誓う 祝賀会に参加した比嘉成さん(前列左から3人目)、比嘉敏彦監督(同4人目)と祝福する関係者ら=7日、本部町のアジマーもとぶ
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 【本部】本部高校3年の比嘉成さん(18)が全国高校総体の女子重量挙げで2連覇を達成したことを受け、本部高校後援会と本部高校は7日、祝賀会を本部町のアジマーもとぶで開催した。
 今年の全国高校総体は北海道の各地で競技が行われた。士別市総合体育館で行われた女子重量挙げ59キロ級で、比嘉さんはスナッチ94キロ、ジャーク107キロ、トータル201キロの全てで日本高校記録を更新し、スナッチは日本ジュニア記録も更新して全国総体2連覇を達成した。
 祝賀会には関係者ら約100人が参加し2連覇を祝福した。平良武康町長、県高体連、県ウエイトリフティング協会から激励のあいさつがあった。上間紀彦後援会長は「小さな学校、大きな夢を目標に頑張って来た。本部高校からオリンピック選手を誕生させましょう」と話した。仲地範禮校長は「皆さんの支援のおかげで2連覇ができた。温かい祝賀会も開催していただきありがとうございます」とあいさつした。成さんは父の比嘉敏彦監督(本部高校教諭)の指導を受けながら本部高校で練習している。比嘉監督は映像で2連覇の様子を紹介した。今後は親子で世界を目指す。主催者側から花束の贈呈もあった。
 成さんは「10月に国民体育大会、11月に世界ジュニア大会があるので頑張ります。4月以降は県内の大学へ進学して、沖縄を拠点に活動したい」と抱負を述べた。祝賀会には中学校の重量挙げ大会で活躍する本部中学校の比嘉功さん、天久星七さんも参加した。 (上間宏通信員)
祝賀会に参加した比嘉成さん(前列左から3人目)、比嘉敏彦監督(同4人目)と祝福する関係者ら=7日、本部町のアジマーもとぶ