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シークヮーサー身近に 大宜味の道の駅でイベント


シークヮーサー身近に 大宜味の道の駅でイベント シークヮーサーの生搾り体験を楽しむ観光客=22日、大宜味村の道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンター
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 【大宜味】沖縄方言でかんきつ類を九年母(クニブ)と呼ぶことから、9月22日は「シークヮーサーの日」。大宜味村シークヮーサー産地振興協議会は同日、道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンターでアレンジレシピの試食や生搾り体験ができるイベントを開催した=写真。
 生搾り体験で絞った果汁を飲んだ人からは「酸っぱい」「目が覚める」などの感想があった。アレンジレシピには村の沖合で養殖しているスギの刺し身や冷やし中華などが並び、来場者は舌鼓を打った。身近にシークヮーサーを感じてもらうため、約50年シークヮーサーを育ててきた金城秀安さんによる栽培相談室も初めて設置された。
 村産業振興課の大嶺実課長は「シークヮーサーといえば大宜味村だ。丹精込めて作ったシークヮーサーは健康にも良く、たくさん買って飲んでほしい」とアピールした。福岡県から仕事で村に訪れた小島佳子さん(48)は「シークヮーサージュースがさわやかでおいしい。今年、人生で初めて実を見たが見かけたら購入し、お酒に入れて楽しんでいる」と笑った。 (武井悠)